家族とはなにか。一見すると誰もが答えられそうなこの簡素な問いについて、少しだけ考えてみた。遺伝的な繋がりがあるか、戸籍上に家族関係が記載されているか、日常の生活を共にしているか。真剣にこの問いに向き合おうとすればするほど、家族という概念の複雑さが見えてくる。
良いことなのか、そうでないのかはわからないが、本を読んでいると、集中しているはずなのに、ふと気づいたころには別のことを考えていた、なんてことがよくある。映画を観ているときにはそのようなことはないので、映画の次々と画面が切り替わるようなスピード感のない本
さいきんはファッション誌をみることがひとつの楽しみになっている。ファッション誌は、性別、年齢、所得の違いによって大きくグループ分けされ、ターゲットユーザーの嗜好や価値観、ライフスタイルをもとにより細かくセグメント化されている。
近頃、SFをジャンルとした映画や小説などの作品に触れていると、SFの現実世界を超越した様を、以前のように体感できなくなっていると感じた。もちろんこれは作品自体のクオリティの問題とかではなくて、現実がフィクションに近づいているような不思議な感覚だと自覚
新型コロナウイルスの影響で、世界中でロックダウンが施行され、人々は外出を制限し、経済活動を休止した。それに伴い、交通量が減り、飛行機も減便され、4月上旬の時点で二酸化炭素排出量が前年比17%も減少していた。都市部ではスモッグが消え、空気が透き通り、美しい青空が見えるようになった。この短期間で、地球がより地球らしく回帰していることは、日々の人間の活動がもたらす環境への影響を再認識させてくれる。
徐々に言葉を覚え始め、だんだんと話ができるようになったくらいの小さい子どもと会話をしていると、大人が使わないような可愛らしい言葉や、突拍子もない言葉が出てきたりして、なんとも面白いのだが、時々その子が何を伝えたいのかが理解できなくて戸惑う場面があったりもする。